2004年08月 第37冊
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山本文緒 「みんないってしまう」 角川文庫
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1編15ページほどの読み易くて少し考えたりする短編が12編。
少しづつ楽しみながら読もうと思ってたけど、
あと1編あと1編と思ううちに一気に読み終える。
真面目で大人しい女性が主人公と思いきや、ハチャメチャなヤンキー女が
テキトーな日々の断片があったり、見栄っぱりファッション大好き女性の
話だったりと、読み始めないとどんな話だか全然分からない短編が続く。
この本で人生が変わったり明日からの物の見方が変わったり、
そんな事は無いんだけど、山本文緒の本はもう一冊読んでみよう、
と思えるのが正直な感想です。