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2004年09月 第44冊
山本周五郎「与の助の花」

山本周五郎  「与の助の花」  新潮文庫

周五郎は高校生の頃、愛読していた作家の一人。
他にも、遼太郎や周平、吉川英治など、何で隊員さんは読まんのやろう?
と思われる作家は中高生時代に狂ったように読んでます。
高校生で周五郎とは老けた高校生ですが、3年間図書委員であることを
いいことに、図書室で国語の先生達とくっちゃべってた影響が大きいです。
懐かしいなぁ。

本書は昭和十年代の戦時中に書かれた短編13編。
軍部からの圧力に屈した訳では無いのですが、
孝行君子を謳った純粋話が多くてお薦めできません。
昨今も戦争やテロなど、物騒な出来事が頻発していますが、こういった事件を
討論する番組ではどうしても奇麗事をのたまう輩に分がある。
当然私は少数派意見を好んでるんですが、こういった時こそ違った
視線・観点から意見を述べたり書いたりしている人を忘れてはいけない。
そういった点では、周五郎はつまらない。






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