2004年10月 第46冊
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平岩弓枝 「御宿かわせみ4」 文春文庫
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今年のライフ・ワーク「御宿かわせみ」シリーズ第4巻「山茶花は見た」です。
ようやっと、面白くなってきたかな?といった感想。
考えてみれば、ミステリは好きですが、推理ものや捕物帖は
さほど好きではないのかも。
それが「鬼平」だと面白いんだから、やっぱり
作家による技量の差と私の好き嫌いだけなのかも。
全8編の連作集ですが、各編35項ほどで起承転結に
繋げなきゃいけないからか、パターン化していた。
それが後半の短編辺りから工夫が見えてきて、面白くなってきたかな、と
いったところでこの本は終わります。
ですから、まぁ第5巻も読みますか...といった読後感であります。
どなたか「かわせみ」を読んでらっしゃる方がおられましたら、ご一報を。