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2005年01月 第67冊
椎名誠『新橋烏森口青春篇』

椎名誠  『新橋烏森口青春篇』  新潮文庫

毎日毎日読んでいる日刊メルマガがありまして、「爆裂オッサン・ララバイ」という。
三十代後半のサラリーマン(おっさん)の日常の中で感じたことが綴られているのだが、
ついつい読むこと1年以上。

このメルマガは三百人余りの読者がおり、毎日メルマガが届くわけですから、
そのほとんどがキチンと読んでいるんだろうと思う。
また、それだけの面白さもある。
どこかのオッサンとともに我々三百人は日々生きているのです(大袈裟)。

そのオッサンが面白い、と書いていた作家が椎名誠。
豪快なオヤジといったイメージだったし、なんだか自分に向いていないと思って
敬遠していたのだが、自分の気に入っているメルマガで薦められていれば気になってしまう。
そして今回ようやく椎名誠入門してみた訳です。

結論からしてみれば、予想外にオモシロイ。

この書は著者の新人サラリーマンとしての自伝的小説なんですが、
かなり裏表無く書かれています。
業界紙の編集者としての、充実していないようなダラシナイ様な、
無目的なような豪快なような現実的な毎日が続きます。
先輩の退社という所で本編は終わりますが、その前後の書もあるそうで(全三部作らしい)、
これは読んでみたくなりました。

椎名誠では「さらば国分寺書店のオババ」を購読済みですので、
いずれこの本も採り上げると思います。


お薦めメルマガ「爆裂オッサン・ララバイ」 (※2010.05現在休刊中です)
http://www.mag2.com/m/0000105550.htm






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