2005年03月 第73冊
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ペック 『豚の死なない日』 白水Uブックス
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このメルマガ初の外国人作家。
私が日々愛読しているメルマガのひとつ「なんでも読書」の著者殿に
お薦め頂いた一書。
私はみなさんもお解かりのように、邦人作家ばかり読んでます。
学生の頃は有名どころの海外名作も手に取りましたが、
ドストエフスキやクリスティとか、本格的なものには手をだしていません。
授業でも日本史は選択しても、世界史は選択さへしなかったこともあって、
海外作品への興味と縁が無かったのが実際です。
私の読書ライフには、宝の山が海の向こうに広がっているわけでして、
年間約七十冊、残りの人生MAX五千冊しか読めないと仮定すると、
もう少し一冊一冊を大切にして読んで生きたいと思うのです。
さて、そんな今日この頃なんですが、「なんでも読書」のkiriyaさん、
良い一書の御紹介ありがとうございます。
そんな気持ちが正直なところです。
農村文学?っていうのも珍しかったし、少年と豚の関係も新鮮でした。
ラストでの動物の死については、想像できていた流れだったのですが、
やっぱり感動せずにはいられなかった。
「白水Uブックス」シリーズは大型書店でないと見当たらないと思うけど、
機会があればお探し下さい。
一日で読みきれるし、感動すること間違い無しです。
メルマガ「なんでも読書」 (まぐまぐ)※2010.05現在休刊中です。
http://www.mag2.com/m/0000055049.htm