2006年01月 第155冊
-
別冊宝島編集部編 『伝染る「怖い話」』 宝島社文庫
-
都市伝説やバラバラ事件といったノンフィクションな徹底解剖はいいが、
くだらないお化け幽霊話までネタの振幅が幅広い編集本。
四百ページに渡るボリゥムで、半分ほどは面白い。
お化けや幽霊にも興味がある人は、読むに耐えられる一冊かな。
別冊宝島編集部編の文庫は結構出ていて、このまえ「日本タブー事件史」
を読み、大いに楽しめたので早速これを読んでみたが遺憾なぁ。
具体的には、吉祥寺井の頭公園でのバラバラ死体遺棄事件、東南アジアを
中心に日本の若い女性が誘拐されて両手両足を切り落とされ見世物となる
「ダルマ女」という都市伝説。
こういったルポは興味深く読めるので、部分読みならいいのかも。