2006年05月 第179冊
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伊丹由宇 『東京居酒屋はしご酒』 光文社新書
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私はお酒はあんまり飲めないんだけど、居酒屋料理は大好き。
ラズウェル細木の「酒のほそみち」なんて全巻持ってるもんね!
そんな私だから、本書はもう題名だけでノックアウト。
こら面白そうだわ、と即買い。
各店の地酒・焼酎の珍しさや旨さやもてなし方が六割、
料理やお店のポリシーが三割、
まったく成ってない店主の態度について一割、
てな感じで話は進む。
構成や方針はイインだけど、どうもいけない。
文章から当然著者の人間味が醸し出されて来るんだけど、このかた、
どうもクセが強すぎそう。
私もそうなんでこんなこと言えたクチではないんだけど、
アクの強い人って、合わないとなかなかツライもの。
まぁ、どんな文章かは読んでみてのお楽しみ。
新書にまでなるんだから、それなりに人気のあるライターさんなんでしょうけど、
メルマガ界にはもっと面白く食べ物紹介している人もあるんだけどねぇ。
大手出版社の編集者って、世界が狭いよね。