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2006年07月 第186冊
許光俊『生きていくためのクラシック』

許光俊  『生きていくためのクラシック』  光文社新書

「世界最高のクラシック」第2章とあるように、
光文社新書の同内容の続編。

許光俊 『世界最高のクラシック』 光文社新書感想
http://#/doku110.html


本編では前作で採り上げ切れなかった、でも採り上げるに値する
指揮者・音楽家が多数。この本を読んで実際私もそのCDを買ったり
興味を持ったのが、ウィリアム・クリスティ。

退廃のバロック、と銘打たれた批評は面白く、私は未聴だった
シャルパンティエにまで興味が尽きなかった。

ただし、実際シャルパンティエのCDを1枚だけ買って聴いたが、
どうも私の感性にはピンと来ない。

こういったクラシックの人から薦められたものは、その時すぐに
「こいつぁイイ!」となることは少なく、随分後になって、
「あ!なるほど」と、突然その良さに開眼することがたまにある。

ブルックナーについてはマタチッチを岩のブルックナー、
レークナーを絹のブルックナーと対置。

私のブルックナー入門はドイツ・シャルプラッテンの
レークナー盤(千円シリーズ)だったので、懐かしいレークナーを「絹」と
批評されるのは何となく抵抗があるが、彼のブルックナーは繊細で
優しさと美しさが身上なので、それが「絹」と称されるのもやむをえないか。

早速マタチッチの第5番と第9番を買ってみるが、そうれほどかなぁ?
まぁ、これも突然開眼する日がくること願おう。

そんなワケで、この本を読んで大いに役立ったCDは特に現れず。
まぁそんなもんだろう。そんなコトで一々不満になってたら、
クラシック・ヲタクはやってられない。






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