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2006年08月 第197冊
養老猛司 『バカの壁』

養老猛司 『バカの壁』 新潮新書

「そうか、お前もようやく読んだか」
という声が聞こえてきそうな、大ベストセラーです。
ネットでも評価は賛否両論。

確かに、なんで売れたのか不思議な一冊。
「本は題名が9割」と言えそうな、ナイスなネーミング。

面白い、面白くない、と書評は様々ですが、
私の「おもろいか・おもろないか」で
感じ取った感想は、「なんだか偉そう」。

何十年も先生先生と崇められて生きてきた人の傲慢さが
滲み出てくるような発想。養老先生が口述されたのを文章化した、
とあるけど、なんとまぁ偉そうな。

しかもそれを本にして金まで取って人様に読ましてるんだから、
どうしたらここまで思い上がった人が出来てしまうんだろう。
こういうのを有り難く読んでいる人も、世の中いるんだねぇ。

ベストセラーってのは、何かしらイイトコがあって、
多くの人がこぞって読んだ本。どっかはイイトコがあるはずだし、
イイトコが解らないのは自分がオカシイからか?

自分くらいには、この本の真髄が解らないのか?
などなど、読み進むほどにこのままイイトコが解らずに
終るのはいやだな、と思い、読みました。

だけど、あとでアマゾンの読者レビューをパラパラと見て、安心。
イイトコが解らなかったのは、私だけではなかったみたいだぞ♪

煎じ詰めれば、エッセイ、と云える程度かな。






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