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2006年08月 第198冊
雫井脩介  『虚貌(上下)』雫井脩介  『虚貌(上下)』

雫井脩介  『虚貌(上下)』  幻冬社文庫

古典や名作がツマランと斬って捨ててるのに、こういったベストセラーは
手放しで讃える、というのは私の信条に反するのですが、残念ながら面白かった。
いや、これは面白すぎ。

随分前、おすぎがラジオで「虚貌、面白い」と、珍しく
映画感想のコーナーなのに本の話をしていて、妙に気に残ってた。
あれから随分経って、ようやく読んだんだけど、なんだか私はこんなんばっか。

本書は題名「虚貌」が全てを顕わしているように、顔容が
重要な要素。上下二巻、約八百ページもあるけど、恐るるに足らず、
かなり一気に読み終えるでしょう。

逆に、時間が忙しい人、本なんて読んでる場合じゃ無い人、
は読まないこと。それでなくても少ない時間のほとんどを、
この本に奪われてしまいますよ。






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