2006年09月 第203冊
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北尾トロ 『危ないお仕事!』 新潮文庫
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北尾トロって、ご存知ですか?
私はメルマガ初期の頃、この北尾トロ氏のメルマガを愛読してたんです。
フリーライターで、自宅ではネットを使って面白本を厳選して販売紹介。
西荻窪を根城に、たまにいきつけの喫茶店で古本販売もする。
実際喫茶店に行ってみると北尾氏本人がいたりして、
かなり勝手に親近感がある。
そんな北尾氏の書物では、「キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか」
を新刊書籍としてまでして購入。
私はほとんど古本でしか本を買わないが、
北尾さんだったら新品で買ってあげないとなぁと思った。
というより、上記のようなヘンテコな本はなかなか古本として
出回って来ないのだ。
それと、パラパラと読んでみると、無類にその内容が面白い。
人は心では思っていても、なかなか実行出来ないコトって多い。
しかし、敢えてソレをやってのけてみせましょう、というのが内容。
・激マズ蕎麦屋で、味の悪さを指摘。
・クラス一丸でさんざんイジメた担任教師に謝罪。
・知人に貸した二千円の返済を迫る。
・ちょい知りの他人に『鼻毛が出ていますよ』と言ってみる。
・「好きだ」と言えなかったあの女性に23年のトキを越えて告白する・・・・。
どないです?面白そうだな、と思ったアナタなら、
北尾氏のフィーリングはバッチシです。
さて、本書は「怪しいお仕事」(新潮文庫)の姉妹編とも言うべき本。
やっぱり前著「怪しいお仕事」は好評だったわけで、その続編が出たわけだ。
本書の「お仕事」も興味をそそられる物ばかり。
・万引き監視員
・浮気調査
・警察マニア
・超能力セミナー講師
・タイの日本人カモリ屋
・フーゾク専門の不動産屋
・スレスレ主婦モデル
・ダッチワイフ製造業者
・新聞拡張団実体験ルポ
・法廷傍聴記、ヘンな容疑者列伝・・・・・。
その他に注目したのが「月収100万円のメルマガ・ライター」。
同じメルマガ・ライターとして、凄い人がいるもんだと興味シンシン。
だけど、さすが本業にしているだけあって、大変なご苦労。
余暇としてメルマガ書いている私とは取り組み方から違う。
ちなみに私、この人のメルマガも2つ購読してました。