2009年06月 第327冊
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アシモフ 「ファウンデーション」 ハヤカワ文庫
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銀河帝国興亡史1。
とうとう手を染めてしまいました、
アイザック・アシモフの銀河帝国シリーズ。
SFとしては超王道、バイブル的存在の本シリーズ。
読んでおかないのは恥ずかしい?と思ってはいましたが、
書かれた時代も古く、どうなのかなー?と思っていたのも事実。
読んでみて、所感。
合わない・・・。
今から数年後とか、数十年後くらいだったら、現在と置き換えられて
想像できるのですが、遥かかなた未来の話です。
そういった話こそ面白い!と読める人も多いんでしょうが、
私は想像力が小さいためか合いませんでした。
完成されきった科学力の上であぐらを掻いている権力者たちと、
科学力こそ永遠のパワーだと、それを保持しつづけるファウンデーション。
両者の対置と対立、逆転に繋がっていく過程が本書「1」で描かれています。
こういった「科学力」維持を注視した思想をSFに取り入れた、というのが
当時では素晴らしく斬新だったのでしょう。
うんうん、素晴らしかったんだろうなぁとは解かるんですよ。
解かるんですが、それが今の私にとっても面白いか、というと
そうでなかった。それだけです。
「2」も「3」も買ってあるんですが、読むか、読めるかは微妙です。
読んだら面白のかもしれんし・・・。