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2010年05月 第379冊
金両基「物語韓国史」中公新書

金両基  「物語韓国史」  中公新書

中公新書の「物語〜史」シリーズ。
アメリカ、ドイツ、アイルランド、中東と読んできて、今回は韓国。
隣国なのに自分は韓国の事をどれだけ知っているだろう?と
自問してみると、ほとんど知らない。

日本史の授業に出てくるのは、新羅、高句麗、高麗、李氏朝鮮。
しかも時々出てくるもんだから、どうして王室や政権が変遷したのか
なんて全然知らない。

と云う事で、今回も知らない事ばかりで実に興味深く読めました。

残念なのは、近現代の歴史記述がちょっぴりだった事。
ここでハっと気付く。

日韓併合(本書では韓日併合)という時代だからだ。
逆の立場だったら、これは全く不愉快なこと。
ほんとに不愉快な反芻になってしまうのだ。

本書によって韓国史の概略は十分掴めるのだが、古代史に割いている
ページ数が多く、神話とか伝説よりも史実の連続を期待していたので、
ここらへんはちょっと期待するものとは違っていた。

そうは言っても、初めて読んだ韓国史。
少し掴めた感じがするので、これからも隣国の事が解かる本があれば、
どしどし読んでいきたい。






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