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2011年10月 第476冊
河合敦  「戦国合戦15のウラ物語」  PHP新書

河合敦  「戦国合戦15のウラ物語」  PHP新書

1.小早川隆景・・・厳島の奇襲。
2.白井入道・・・・上杉謙信に勝つ
3.前田利長・・・・関ヶ原後のサバイバル
4.三方ガ原の戦い・・徳川家臣団の実態
5.小田原攻め・・・秀吉苦戦の実態
6.関ヶ原の戦い・・裏話いろいろ
7.松山城・・・・・軍用犬と坑道作戦
8.三木城干殺し・・秀吉攻城戦
9.鳥取城渇殺し・・糧道遮断
10.石田三成・・・・忍城の黒歴史
11.荒木村重・・・・ここまで酷い男だったのか
12.志賀親次・・・・豊後の名将
13.毛利輝元・・・・大阪の陣謀反計画
14.福島正則・・・・もし大阪の陣に参陣できたら?
15.九鬼嘉隆守隆・・父子の茶番劇

厳島、三木城、鳥取城、忍城は有名すぎる話。
それ以外は知らなかった話あり、どこかで読んだ気がするが
再認識できた話ありと、三分の二は楽しめた。

著者河合敦は歴史の面白い面を引き出して興味を引き起こそうという
良い姿勢なのだが、どうも文体が好みでない。

歴史モノの文体は微妙で、学者的にカチコチは論外だが、
少し崩しても味わいが薄まる。

歴史モノを堪能してるなぁといった風格が文体に欲しく、
それでいて内容は「ほうほう」と嬉しくなるものがいい。

そういった面で、南條範夫は私にとって最適なのだが
(最近3冊も珍しい古本を発見購入できて嬉しい)、
河合敦は内容はいいのだが、文体がどうも私には合わなかった。

でも三分の二はなかなか珍しい「ウラ物語」を見出しているので、
歴史好きなら読んでも損はないよ。






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