2005年05月 第81冊
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池波正太郎 『鬼平犯科帖4』 文春文庫
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本編も鬼の平蔵がいい味出し過ぎの全八篇。
「霧の七郎」「五年目の客」「密通」「血闘」
「あばたの新助」「おみね徳次郎」「敵」「夜鷹殺し」
鬼平シリーズは多くのファンがおり、多くの人々に愛され
語りつくされてきたが、今更ながら私もその輪に入れてもらいたい心境だ。
いな、今更ながらではあるが、その輪の中に踏み入れている自分に酔ってしまう。
池波作品は他にも剣客商売シリーズや真田太平記など超長編シリーズが控えており、
司馬遼太郎を読んできた私にはこっちの水のほうが旨いかも。
肌が合う、というやつだろう。