2011年9月 第467冊
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東直己 「酔っ払いは二度ベルを鳴らす」 光文社文庫
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「ススキノ探偵シリーズ」が映画化されました!
長らく東直己を応援してきた者にとっては、
ようやく彼もメジャーかもと嬉しいです。
この映画主役が嫌いで、北海道出身の中堅俳優と言えば
彼が浮かんだのでしょうが、あいつが主役なら観たくない、
というのが本音です。
東直己以外のファンを映画に呼び込もうとしてんだろうけど、
東の作風とあいつの芸風は違うでしょう?
ちなみに「ススキノ探偵シリーズ」は一冊もまだ読んでません。
現在シリーズ11巻まで文庫化されてまして、全作買ってはあります。
買っているのにナゼ読んでいないかと言うと、もうこれ以上
シリーズ物の同時並行読書を避けたいため。
少し「鬼平」「かわせみ」の読破を早め、シリーズで
買い込んでしまった「剣客商売」「月影兵庫」「公事宿事件書留帳」
「信太郎人情始末帖」「用心棒日月抄」他沢山に取り掛かりたい。
さて、本書は「すすきのバトルロイヤル」
「ススキノハードボイルドナイト」というエッセイ集から
「酔っ払い」部分だけ抽出して再編された酔っ払いエッセイ集。
感想は・・・全く面白くない!
東直己が大好きで、彼の日常も垣間見たいという私でさへ、面白からず。
私は酒より居酒屋料理が好きで、ラズウェル細木の漫画なんか
全部読んでるんですけど、東直己はたぶん酒。
料理の話はほとんど出ず、酒とか酒場の飲み友達の話ばかり。
食い物より人が好きな人なんだろうな。
だからこそ、ああいった作品が書けるのかと解ったが、
酒より料理が好きな私は、つまらなかった・・・。